じゃがいもは近畿地方や中国地方、四国の北側、関東地方で親しまれるおでん種。最適な品種はメークインや新じゃがだが、男爵いもなど別種のものを提供するおでん種専門店もある。ほくほく、ねっとりなど、品種によって食感や味が変わるのが面白い。
九州屋蒲鉾店のじゃがいも
九州屋蒲鉾店のじゃがいもは中までしっかり火が通っていながら、煮崩れていない。ほのかな自然の甘さが感じられる。自分で作る場合は、蒸して火を通してから冷やした後に鍋に入れるといいそうだ。
佃忠蒲鉾店(向島)のじゃがいも
佃忠蒲鉾店(向島)のじゃがいもは丁寧に下ゆでしてあるためまったく形崩れしていない。柔らかすぎず、固すぎず、ほくほくに仕上がっている。
太洋かまぼこ店のじゃがいも
太洋かまぼこ店のじゃがいもはおでん汁がしっかり染みつつ、じゃがいも特有の食感と炭水化物を頬張る満足感を楽しめる。季節によって北海道産と九州産を使い分けているそうだ。また、日によって種類も異なり、メークイン、男爵いも、それぞれの違いを楽しむことができる。リピートする楽しみが増えるというものだ。