からしあげは唐辛子の辛味をメインにしたおでん種であり、名称は異なるが各おでん種やさんで似たようなコンセプトのものが作られている。
佃忠は東京都内に4店舗あるが、それぞれのおでん種は異なるレシピで作られており、同じからしあげでも異なる味わいを楽しめる。それぞれ味わいながら、レシピの分岐に至った経緯に思いを馳せるのもおでん種の楽しみのひとつといえる。
佃忠蒲鉾店(向島)のからしあげ
向島の佃忠蒲鉾店のからしあげはねぎ、人参、もやし、黒ごま、そして唐辛子が入っているが、亀有店のものは唐辛子と黒ごまだけのシンプルなからしあげでコンセプトが異なる。
佃忠かまぼこ店(田端)のからし揚げ
田端の佃忠蒲鉾店のからし揚げは人参、もやし、長ネギ、黒ごま、唐辛子が入っている。この具材の組み合わせは向島店と同じだが、形や色が異なる。
佃忠かまぼこ店(田端)(北区 田端) おでん種:からし揚げ
佃忠(池袋)のからし揚
佃忠(池袋)のからし揚は黒ごま、長ネギ、人参、唐辛子が入っている。形状は他の佃忠のお店に比べて大きく厚い。
亀有 佃忠のからし揚
亀有 佃忠のからし揚は唐辛子の辛さが広がるが、次の瞬間スッと鼻を抜けていく心地よさがある。小さいのでいくつでも食べられそうだ。
塚田水産のからし揚
塚田水産のからし揚は唐辛子がぴりりと効いていて辛いのだが、人参の甘みがそれを中和して素晴らしいバランスを保っている。