桧山水産のおでん種

おでん種やさんを検索すると上位のほうにヒットする桧山水産のウェブサイト。きちんと作られていてシステム化された大手の会社のように見えるが、実際に訪れてみるとあたたかみのある良いお店だった。

桧山水産(江戸川区)

桧山水産の最寄駅は新小岩なのだが、バスでいくつか停留所を越えて行かなければならない。北にJR総武線、南に都営新宿線に挟まれた江戸川区のこのエリアは少しアクセスがしづらい地域といえる。

ニコニコ商店街(江戸川区)

Google Mapに言われるがまま、江戸川区役所あたりの停留所を降りて、しまむらを通り過ぎて向かった先には「ニコニコ商店街」という微笑ましい名前の商店街。桧山水産はこの商店街で営業していて、おでん種の他にお惣菜も売っている。ちなみに桧山水産のウェブサイトのURLが「oden2525-hiyama.co.jp」なのだが、2525はニコニコ商店街に由来しているんじゃないかと思う。

豊富な種類の個性的なおでん種

桧山水産(江戸川区) おでん

「かまぼこ」と書かれた看板の下の陳列ケースを覗くと、たくさんのおでん種が並んでいる。定番もたくさん種類があるが、写真の左側はおつまみ用となっていて、いくつかの具材が練り込まれたボール型の商品が中心だ。野菜つまみ揚げ、タマネギボール、エビネギボール、どれも個性的なものばかりで、どれにしようか目移りしてしまう。

桧山水産(江戸川区) おでん

おでん用のものでは、もやし揚げが気になった。おでんは基本的に何を入れても美味しいものだが、もやしは初耳だ。食感を楽しむものなのか、はたまた風味を楽しむものなのか、興味は尽きない。ということで、もやし揚げを買ってみることにした。

桧山水産(江戸川区) おでん種

色々と迷ったわりに、購入したのは4種類ほど。12時から時計回りでもやし揚げ、エドモンジャー(タマネギ、しょうが、もやし、小松菜)、しそ巻き、小松菜揚げ。この他にちくわぶと結び昆布、大根とすじも購入。すじは魚(魚肉すじ、魚肉、イカすり身、鮫の軟骨など)のすじで銚子の糸川商店のもの、こんにゃくやちくわぶは墨田区の関根食品のもの、はんぺんは菊水(千葉県銚子の嘉平屋謹製のはんぺん)だった。
ちなみにエドモンジャーという商品名はインパクト大なのだが、調べてみると江戸川区ご当地ヒーロー「エドレンジャー」が検索に引っかかった。彼らの投稿でこういったものがあるので、おそらく色をうまく合わせて作った桧山水産の方の粋なシャレなんだろう。とはいえ、人気のタマネギともやし、さらにしょうがと小松菜も入っているなんて贅沢な一品だ。

店頭販売だけではもったいない!通信販売も利用したい

桧山水産(江戸川区) おでん

さて、早速家に帰って食べてみたのだが、とても美味。揚げ方も少し色にムラを残しているところが手作りらしくて大変好み。しかしながら、舌触りはとても滑らかだ。桧山水産のウェブサイトによると「北海道網走から取り寄せたスケソウダラとイトヨリダイを絶妙な配分で国産無添加の塩と4時間練り続ける」とのこと。50年以上続くこのお店の熟練職人さんが4時間も練り続けたからこそ得られるこの味わいは、確かに店頭販売だけではもったいない気がする。ウェブサイトで通販しているのは大正解だ。

桧山水産(江戸川区) おでん

しっかりおでん汁が染みていて、なんとも食欲をそそる。魚のすじが良い感じで出汁に溶け合っている。
さて、お待ちかねのもやし揚げは、もやしと練り物の風味が混じり合い、絶妙なハーモニーを奏でていた。微妙に残るサクサク感も心地よい。このもやし揚げはたまねぎボールとともに桧山水産の人気商品だそうだ。桧山水産のウェブサイトで通販もしているので、遠方の方もぜひ味わってみてほしい。

桧山水産の基本情報

桧山水産
〒132-0021 東京都江戸川区中央2-14-10
03-3652-2437
定休日:水
営業時間:10:00〜19:00
桧山水産のウェブサイト

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