今回はおでんをモチーフにしたグッズを紹介しよう。さまざまな商品が発売されており、おでんファンならずとも手に入れたくなってくる。
おでんは全国で親しまれており、国民食といっても過言ではない日本を代表する料理だ。最近はカプセルトイをはじめとして、おでんをモチーフとしたグッズが多く商品化されている。
一般的におでんは寒い時期に食べられているが、グッズならば季節を問わず楽しめる。今回は東京おでんだねが集めたグッズの一部を紹介しよう。
カプセルトイのおでん
カプセルトイは膨大な種類があり、現在もその数を増やしている。動物や恐竜、キャラクターものなど従来のモチーフのほかに、日用品やご当地ものなどユニークな商品がたくさん商品化されている。
おでんの種類も多く、鍋セットや単体のおでん種、コンビニやご当地おでん、中にはお玉ですくうゲームや指輪もある。大きさは手のひらに乗る小さなものばかりで非常に可愛らしい。それでも作りは精巧で、塗り分けや照り具合、質感などリアリティを追求している。
エポックの「おでん日本縦断」は、ひとつひとつのおでん種が入ったカプセルトイで、大根や玉子といった定番もののほかにご当地のおでん種がラインナップされている。東京はちくわぶとなっているのが嬉しいところ。
各おでん種には必ず昆布がセットになっているのですべて集めると膨大な数になる。コンビニの容器も一緒に入っているので、おでんを入れて飾るのもいいだろう。
カプセルトイからもうひとつ紹介しておこう。こちらはJ.DREAMの「おでんと中華まんディスプレイセット」。コンビニのレジ横フードをテーマとしており、おでんと肉まんがラインナップされている。
3つのおでん種と鍋がセットになっており、仕切りは取り外しが可能だ。蓋はふたつ付いている。2バージョンあり、はんぺん、つみれ、大根セットとこんにゃく、がんもどき、玉子のセットに分かれる。鍋は電源スイッチが再現されているなど、なかなか精巧な作りとなっている。近しいスケールのフィギュアと組み合わせて飾ると面白いと思う。
おでんの切手
切手にもおでんをモチーフにしたものがある。「おいしいにっぽんシリーズ」という日本食をテーマにした特殊切手で、福岡、札幌、名古屋、金沢のご当地料理が取り上げられている。
おでんが登場するのは第3集の名古屋と第4集の金沢だ。名古屋は八丁味噌で味付けした味噌おでん、金沢はご当地の食材をふんだんに使った金沢おでんだ。
味噌おでんは茶褐色に染まった大根や牛すじ、金沢おでんは北陸の蒲鉾である赤巻や車麩など細かく描かれている。見ているだけでお腹が空いてくるような素敵なイラストだ。
おでんの箸置き
おでんの箸置きも種類が多く、集めて並べると楽しい。可愛らしい見た目だけでなく、きちんと箸が乗り、機能性も申し分ない。
台東区の合羽橋商店街にある「かっぱ橋まえ田」などで発売されており、通販でも購入できる。製造元で種類は異なるが、大根、玉子、巾着、昆布、焼ちくわ、ごぼう巻などがある。
おでん以外の料理に使えないと思うだろうが、大根や玉子など組み合わせ次第で別の料理の際に使用してもいいだろう。
塚田水産が掲載されている「吉祥寺かるた」
吉祥寺かるたはデザイン会社のクラウドボックスが制作したご当地かるただ。2019年に発売され、グッドデザイン賞を受賞している。
吉祥寺にまつわるさまざまなトピックを掲載しているが、おでんで注目すべきは塚田水産の札だ。塚田水産は夜から立ち飲み屋を営業しているが、その様子が描かれている。
とぼけた雰囲気のイラストは味があり、飾っておきたいほど愛らしい。塚田水産のことも詳しく解説がついており、製作側がどれだけ吉祥寺を愛しているのかがわかる。
ODENのTシャツ
おでんはアパレルでも用いられており、とりわけおでんのイラストが入ったTシャツやスウェットが多い。
個人的にはあまり気に入ったデザインがないのだが、Greg Odenという元NBA選手のTシャツは「Futura」フォントで描かれた「ODEN」のタイポグラフィが格好いい。Greg Odenは15年ほど前に現役だった選手なので、eBayなど海外のオークションサービスで中古品を探すといいだろう。
ちなみにミズノから発売された「MIZUNO CONTENDER」というスニーカーでは、おでん屋台をモチーフにした限定品があり、シュータン部分に「おでん」という文字が描かれている。
おでんのワッペン
ワッペンもおでんをモチーフにしたものが販売されている。ユニークなワッペンを多く取り揃えるFIND Corp.のものは、赤提灯とおでん鍋の2種類がある。
ワッペンはTシャツやトートバッグに貼るなど、好みのアイテムを選べるのがいい。アイロンプリントなので裁縫の腕に自信がなくても簡単に貼り付けられる。
このほかにもいろいろなおでんグッズがあるが、長くなるので今回はここまでにしておこう。残りはまた別の機会に紹介しようと思うので、楽しみにしてほしい。