東京おでんだねのポートレート撮影

2月後半に、フォトグラファーの高村瑞穂さんに東京おでんだねの筆者のポートレートを撮影していただきました。ロケ地は筆者お気に入りのおでん種専門店である杉並区堀ノ内の〇佐(まるさ)かまぼこ店。初代店主と談笑したり、高村さんと一緒におでんをはふはふしたりと、和気あいあいとした撮影現場でした。

東京おでんだね:筆者
Photo : Mizuho Takamura

高村瑞穂さんとの出会いから撮影まで

高村瑞穂さんはファッション系を中心に、料理やグルメなどさまざまな分野で活躍されているフォトグラファーです。Instagramでフォローしあったことが出会いのきっかけです。

この冬、東京おでんだねはテレビに2回出演しました。そのたびに番組で使う筆者の紹介写真が必要になりましたが、自分の腕ではなかなかうまく撮ることができずに困っていました。そんなときに高村さんのInstagramの作品を拝見し、「この人しかいない!」と直感。恐るおそる彼女にメッセージを送りました。

高村さんは有名雑誌などで活躍するプロ中のプロ、素人のおじさんからの依頼は非常に失礼だと送信してから後悔しましたが、彼女からすぐにご快諾の連絡をいただきました!

撮影当日はまず喫茶店で談笑し、撮影者(高村さん)と被写体(筆者)の距離をじっくり縮めていきました。高村さんは相手の気持ちに寄り添いながら、丁寧に筆者の話を聞いてくださいました。お互いに心の温もりが触れあえるまで時間をかけていくプロセスは、とても印象的でした。

その後、現場まで移動して撮影開始。撮影中も談笑が続き、リラックスしてのぞむことができました。高村さんは撮影技術はもちろんのこと、被写体との心の距離を測るプロフェッショナルなのだと感銘を受けました。

筆者のようなアマチュアは背景のぼかし方など目に見える撮影技術ばかりにとらわれてしまいますが、高村さんは目視できない被写体の感情や雰囲気を、目に見える形まであぶり出すことに徹底的にこだわっているように思えました。東京おでんだねが大切にしていることをつぶさに拾い上げ、それを写真へと昇華させていこうというお気持ちが感じ取れました。

そして、完成したのがいちばん上の写真です。筆者のシニカルな面とのんびりとした雰囲気が、高村さんの優しい視点で丁寧に描き出されています。背景となる〇佐(まるさ)かまぼこ店と商店街の空気感も手に取るように伝わってきます。本当に素敵な作品となりました。

しばらくはメディアの露出はないと思いますが、この写真を活用する機会ができることを楽しみにしています。

撮影にご協力いただいた〇佐(まるさ)かまぼこ店

ロケ地はどのおでん種やさんにしようか迷いましたが、最終的に筆者が「東京おでん種専門店の理想郷」と称する〇佐(まるさ)かまぼこ店に決定しました。

東京都杉並区堀ノ内 妙法寺門前通り商店会:〇佐(まるさ)かまぼこ店

地元を愛し、地元に愛され、二代目店主ご夫婦と初代店主が一丸となって美味しい手作りの味に取り組んでいる。たくさんの魅力が詰まっており、それがお店の外観からもにじみ出ています。写真にしたときに、きっとその雰囲気が出るのではないかと思いました。事前に二代目店主にお電話すると「ぜひ、どうぞ!」とご快諾いただきました。高村さんと同じく、本当に感謝です。

「あったほうが絵になりますよね」と、わざわざおかみさんがしまってあった暖簾をかけてくださったり、挨拶のために別の場所から二代目店主にお越しいただいたりと、前回と同様にとてもよくしていただきました。地元の人たちに愛されるのは至極当然だと思います。

東京都杉並区堀ノ内 妙法寺門前通り商店会:〇佐(まるさ)かまぼこ店

初代店主には「寒いから、撮影が終わったら中に上がっていってよ」と声をかけていただいたり、揚げたての練り物を差し入れていただいたりしました。もちろん、味は絶品なのですが、なによりお心遣いがとても嬉しく、心がじんわりあたたかくなりました。

東京都杉並区堀ノ内 妙法寺門前通り商店会:〇佐(まるさ)かまぼこ店

撮影後はできたておでんを高村さんと一緒にいただきました。寒いなかで食べるおでんはやっぱり最高で、身体もぽかぽかあたたまりました。

東京都杉並区堀ノ内 妙法寺門前通り商店会:〇佐(まるさ)かまぼこ店のおでん種

最後はいつものように、おでん種を購入します。12時から時計まわりに、いかえび入り、たけのこ入り、五目がんも、つみいれ、やさい揚げ、もちきんちゃく、えだまめ入り、げそ巻き(中央左)、ウインナー巻き(中央)、うずら玉子(中央右)。

9種類購入しましたが、やさい揚げは初代店主が揚げたてをおまけしてくれたので10種類です。

東京都杉並区堀ノ内 妙法寺門前通り商店会:〇佐(まるさ)かまぼこ店のおでん種

家に戻って、再び〇佐(まるさ)かまぼこ店のおでん種を食します。店頭で食べても美味しいのですが、家でじっくりのんびり食べるのも美味しいのです。それでは、前回登場しなかったおでん種を紹介します。

東京都杉並区堀ノ内 妙法寺門前通り商店会:〇佐(まるさ)かまぼこ店のおでん種 たけのこ入り

たけのこ入りはメインのタケノコのほかに、桜海老、ごぼう、人参などが入っていて、唐辛子がアクセントとなっています。タケノコの味を中心に、豊富な具材が絡み合う豊かな味わいを楽しめます。

東京都杉並区堀ノ内 妙法寺門前通り商店会:〇佐(まるさ)かまぼこ店のおでん種 げそ巻き

げそ巻きは、日本酒がとてもよく合う定番の美味しさ。柔らかく噛み切りやすいのですが、ゲソからにじみ出る旨味をじっくり味わいたいところです。

東京都杉並区堀ノ内 妙法寺門前通り商店会:〇佐(まるさ)かまぼこ店のおでん種 ウインナー巻き

こちらも定番のウインナー巻きは、断面を見るとウィンナーのを包むすり身が均一に巻かれているのが職人芸。すり身の味わいがきちんと主張しつつも、ウィンナーの味を引き立てる名脇役を演じています。

今回は、フォトグラファーの高村瑞穂さん、そしておでん種専門店の〇佐(まるさ)かまぼこ店にご協力いただき、素敵なポートレートが完成しました。東京おでんだねは今回ご協力いただいた方々のように、志を持って自身の技を磨きながらも、他者を大切に思う人々のことを尊敬します。東京おでんだねは東京のおでん種専門店の方々の記事が主な対象ですが、おでん種を通して異なる分野で輝く人たちとも交流できたらよいなと思っています。自己実現(自身の成長)と自己超越(他者や社会を思いやる心)、とても大事にしていきたいですね。

高村瑞穂さんのプロフィール

高村瑞穂

桑沢デザイン研究所 デザイン専攻科卒業
KONDO STUDIO
2010年独立
ファッション・ビューティー・食・ポートレートなどの撮影を中心に活動。
高村瑞穂さんのWebサイト

〇佐(まるさ)かまぼこ店の基本情報

〇佐(まるさ)かまぼこ店
〒166-0013 東京都杉並区堀ノ内3-3-24
03-3313-2469
定休日:日曜(妙法寺の縁日は営業、振替月休)
営業時間:9:00~18:30
〇佐(まるさ)かまぼこ店のWebサイト(妙法寺門前通り商店会のWebサイト)

Scroll to top