塚田水産の「武蔵野春おでん」キャンペーン2024

吉祥寺の塚田水産では2023年に続いて「武蔵野春おでん」キャンペーンを開始した。2024年2月15日(木)から3月17日(日)まで開催している。

東京都武蔵野市吉祥寺本町 吉祥寺ダイヤ街:塚田水産の「武蔵野春おでん」

塚田水産は1年を通してイベントの開催や季節限定の練り物を販売している。「武蔵野春おでんキャンペーン」は2023年にはじまったイベントで、武蔵野市で採れた野菜を使ったさつま揚げを限定販売している。

2024年も開催、塚田水産の武蔵野春おでん

塚田水産は吉祥寺を代表する有名店だが、東京の蒲鉾店としても大きな存在感を放っている。2022年には伊勢丹新宿店に出店し、2024年春には麻布台ヒルズに支店ができる。

東京都武蔵野市吉祥寺本町 吉祥寺ダイヤ街:塚田水産

昭和20年(1945年)の創業から80年近くにわたり品質の高い商品をつくり続け、地元である吉祥寺の人々を笑顔にするイベントを開催し続けている。3代目店主の塚田亮さんの辣腕ぶりは同業の蒲鉾店にも参考になるところが多い。

東京都武蔵野市吉祥寺本町 吉祥寺ダイヤ街:塚田水産

2023年の春には地元である武蔵野市の名を冠した「武蔵野おでん」を発表した。武蔵野おでんは武蔵野市で採れた地場野菜とコラボした練り物を使い、バターを加えてポトフのように仕上げたおでんだ。2023年のイベントの詳細は「塚田水産の『武蔵野おでん』で武蔵野の魅力を発見」という記事をご覧いただきたい。

東京都武蔵野市吉祥寺本町 吉祥寺ダイヤ街:塚田水産の「武蔵野春おでん」

2024年は武蔵野の野菜を使った練り物を販売し、3品以上購入すると賞品が当たる抽選券を配布している。

東京都武蔵野市吉祥寺本町 吉祥寺ダイヤ街:塚田水産の「武蔵野春おでん」

賞品は購入代金が無料になるキャッシュバック金券、塚田水産オリジナルのエコバック、おでん種セットなど盛りだくさん。塚田水産ではお馴染みとなったエアーくじでの抽選となる。

春満開のおでん種を堪能する

武蔵野春おでんの対象となる商品は魅力的なものばかりだ。ひとつずつ紹介していこう。

東京都武蔵野市吉祥寺本町 吉祥寺ダイヤ街:塚田水産の「武蔵野春おでん」

上段左から、海老と菜の花、ねぎまみれ、たことブロッコリー。下段左からたらの芽巻、芽キャベツ揚げ。
なお、訪れたときはふきのとう天が欠品していた。

東京都武蔵野市吉祥寺本町 吉祥寺ダイヤ街:塚田水産の芽キャベツ揚げ

鮮やかなグリーンがまぶしい芽キャベツ揚げは、白いすり身が芽キャベツの美しさをさらにひきたてている。

東京都武蔵野市吉祥寺本町 吉祥寺ダイヤ街:塚田水産の芽キャベツ揚げ

葉がぎゅっと詰まった芽キャベツは、しっかりとした食感ながら柔らかい。すり身のうまみと油がほどよく口の中で溶け合い、春にふさわしい逸品だ。

東京都武蔵野市吉祥寺本町 吉祥寺ダイヤ街:塚田水産のたらの芽巻

たらの芽巻は練り物の具材としては珍しく、たらの芽を用いている。ごぼう巻やゲソ巻のようにすり身がぐるりと巻いてある。

東京都武蔵野市吉祥寺本町 吉祥寺ダイヤ街:塚田水産のたらの芽巻

ほのかに漂う独特の苦味が春の訪れを感じさせる。すり身の分量もちょうどよく、たらの芽の美味しさを引き立てている。おでんにせずそのまま食べると、より独特な苦味を堪能できるだろう。

東京都武蔵野市吉祥寺本町 吉祥寺ダイヤ街:塚田水産の海老と菜の花

海老と菜の花はその名の通り、エビと菜の花が入っている。すり身は肉厚で大きく食べ応えは抜群だ。ふたつに切ってシェアしてもいいだろう。

東京都武蔵野市吉祥寺本町 吉祥寺ダイヤ街:塚田水産の海老と菜の花

ぷりぷりのエビの甘みとまろやかな苦味の菜の花の組み合わせは極上の美味しさを生み出している。断面の彩りもよく、口に運ぶたびにうきうきとした気分になる。

東京都武蔵野市吉祥寺本町 吉祥寺ダイヤ街:塚田水産のたことブロッコリー

たことブロッコリーは練り物としては異色の組み合わせだ。こちらもボリューム満点で食べ応えがある。

東京都武蔵野市吉祥寺本町 吉祥寺ダイヤ街:塚田水産のたことブロッコリー

弾力のあるタコとふんわりとしたブロッコリーの食感のコントラストを楽しみつつ、それぞれの美味しさを堪能できる。とりわけブロッコリーのやさしい甘みが素晴らしい。

東京都武蔵野市吉祥寺本町 吉祥寺ダイヤ街:塚田水産のねぎまみれ

ねぎまみれは長ネギ好きにはたまらない商品だ。すり身の中に刻んだ長ネギがこれでもかというくらい練り込まれている。

東京都武蔵野市吉祥寺本町 吉祥寺ダイヤ街:塚田水産のねぎまみれ

ネギの上品な香りが広がり、すり身と相まって独特の美味しさを醸し出している。おでんにしても美味しいが、醤油をたらしておつまみとして食べても美味しい。

吉祥寺のアンテナショップで武蔵野市の野菜を手に入れる

2023年は塚田水産の店頭で武蔵野市の野菜を購入したが、今回は吉祥寺駅近くにあるアンテナショップで手に入れることにした。

東京都武蔵野市吉祥寺本町:麦わら帽子

武蔵野市の野菜を取り扱っている「麦わら帽子」(東京都武蔵野市吉祥寺本町2-33-1)はおしゃれなお店が集まる吉祥寺中道通り商店街で営業している。友好都市の特産品や市内農家で栽培された農作物を中心に、地方の優れた商品を取扱う武蔵野市のアンテナショップだ。

東京都武蔵野市吉祥寺本町:麦わら帽子

訪れたときは葉付き大根や人参、ブロッコリー、小松菜など、武蔵野市で採れた野菜が並んでいた。友好都市である長野県の安曇野市、山形県の酒田市などの野菜もたくさん販売されていた。

東京都武蔵野市吉祥寺北町:野菜直売所

武蔵野市は住宅地や商業地が多いため、農地の規模はさほど大きくない。そのため、目の行き届いた管理を行うことができ、高品質な農作物を生産できるという。また、消費者の手に届くまでの時間や距離が短く、新鮮なものが手に入る。一般の流通経路では畑から店頭に並ぶまで数日かかるが、武蔵野市の野菜は採れたその日に直売所などで購入できる。

野菜は新鮮そのもので値段も良心的だ。品質の高い野菜を都会の真ん中で味わえるなんて、武蔵野市の人々はなんて幸せなのだろうか。

塚田水産では2022年から地元の農家とコラボを始めたことをきっかけに、武蔵野市の地場野菜を多くの人々に知ってもらうために武蔵野おでんを考案した。武蔵野おでんをきっかけとしてアンテナショップに出かけたり、吉祥寺郊外をのんびり散歩しながら野菜を購入してみたら、新たな季節の息吹を感じられるかもしれない。

塚田水産の基本情報

塚田水産
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-1-8
0422-22-4829
定休日:1月1日~1月3日
営業時間:9:30~19:00
塚田水産のWebサイト
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塚田水産(伊勢丹新宿店)
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-14-1
定休日:1月1日
営業時間:10:00~20:00
伊勢丹新宿店のWebサイト

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