小田原かまぼこと小田原おでん2

小田原の蒲鉾は、長い歴史に培われた職人の技術と良質な魚へのこだわりで全国屈指の知名度を誇る。現地に訪れて探った小田原かまぼこと小田原おでんの魅力を2回にわたって紹介する。

神奈川県小田原市風祭245:鈴廣かまぼこの里(えれんなごっそ CAFE107)

第1回の「小田原かまぼこと小田原おでん1」では小田原駅周辺の蒲鉾店やおでんを紹介した。第2回目となる今回は、早川駅、風祭駅、開成駅の蒲鉾店の紹介と、購入した商品を紹介したいと思う。

小田原かまぼこの店舗(小田原駅)
小田原かまぼこの店舗(小田原駅):クリックして拡大

小田原かまぼこを製造している蒲鉾店は、小田原駅東口から南にある本町と浜町に集中している。ここは現在「小田原かまぼこ通り」という名称になっており、揚げたての蒲鉾を楽しめる観光スポットとなっている。前回の記事ではこの周辺の蒲鉾店9軒を訪問した。

小田原かまぼこの店舗(早川・風祭・開成)
小田原かまぼこの店舗(早川・風祭・開成):クリックして拡大

今回はその続きとして、早川駅の土岩商店、風祭駅の鈴廣かまぼこ、開成駅の佐藤修商店を紹介する。どれも小田原駅から数駅なのだが、佐藤修商店だけは最寄駅から遠いので車で向かったほうがいいだろう。

早川駅や小田原漁港のすぐ近くにある土岩商店

土岩商店は小田原駅からJR東海道本線で1駅の早川駅にある。小田原かまぼこ通り周辺を走る箱根登山バスで向かうこともできる。

神奈川県小田原市早川1-16-1:JR早川駅

早川には小田原漁港(早川漁港)があり、水産業が盛んだ。漁港周辺には魚料理店が集まる小田原おさかな通りがあり、南に進むと「漁港の駅 TOTOCO小田原」がある。

神奈川県小田原市早川

早川駅から見える西湘バイパスの先は相模湾だ。非常にのんびりとした雰囲気が漂い、旅をしている実感がわいてくる。小田原に一泊旅行をするのなら、朝方は早川で観光するのもおすすめだ。

神奈川県小田原市早川1-19-2:土岩商店

土岩商店は早川駅の目の前にある。明治初年に小田原市幸町(現在の本町)で鮮魚商として開業し、大正10年(1921年)に蒲鉾業を開始した。本町にあった小田原魚市場が昭和42年(1967年)に早川に移転されると、土岩商店も翌年に早川営業所を新設し、さらに翌年に本社と工場も移転した。

神奈川県小田原市早川1-19-2:土岩商店

店内は広くて懐かしさあふれる昭和の雰囲気で、とても居心地がいい。賞状がたくさん飾られているが、土岩商店は全国蒲鉾品評会の農林水産大臣賞受賞をはじめ、数々の賞を受賞している。

神奈川県小田原市早川1-19-2:土岩商店

東京おでんだねが注目したのはさつま揚げだ。昔ながらの製法を守り続けるシンプルな揚げ蒲鉾で、店舗だと1枚単位で購入できる。お店でしか味わえない揚げたてが人気だそうだ。

神奈川県小田原市早川1-19-2:土岩商店

家まで持ち帰る場合は、2枚を真空パックにした商品が便利だ。えび揚げやつみれ、ネギやアジ、イワシのしんじょ(真丈)も2枚単位なので、好みのものを複数購入できる。

知名度、実力ともに最高峰の鈴廣かまぼこ

次は小田原かまぼこ御三家の一角であり、全国でも最高峰の知名度と実力を誇る鈴廣かまぼこへ向かった。鈴廣は慶応元年(1865年)創業の老舗で、それ以前の天明年間(1780年頃)には初代が本町界隈の網元として魚商を営んでいた。

神奈川県小田原市城山1-1-1:小田原駅(箱根登山電車のりば)

鈴廣かまぼこのある風祭駅には、小田原駅から箱根登山電車に乗っていく。小田急線のホームを箱根方面に歩いていくと、そのまま箱根登山電車の乗り場となる。

箱根登山電車

箱根登山電車は箱根方面に旅行に行く人々には非常に馴染み深い電車だ。小田原駅から箱根湯本駅を経て強羅駅まで走り、箱根登山ケーブルカーに乗り換えができる。風祭駅は小田原駅から2駅なので、あっという間に到着する。時間がない場合でも2時間ほどあればじゅうぶん楽しめるだろう。

神奈川県小田原市風祭:風祭駅(箱根登山電車)

風祭は鈴廣にとって飛躍的な成長を遂げた「第二の創業期」を支えた重要な場所だ。鈴廣は神武景気(1954〜57年)の波に乗って売上が拡大するなか、手狭になった千度小路(本町)から昭和37年(1962年)に本拠地を風祭に移した。

千度小路(小田原市本町)にある鈴廣旧本店
千度小路(小田原市本町)にある鈴廣旧本店

平成7年(1995年)に小田原市成田にある惠水(めぐみ)工場が完成するまでは風祭が蒲鉾製造の中核を担った。現在でも手づくりの製品は風祭工場で作られている。また、観光需要の増加やモータリゼーションの波を予測して「スズヒロ・パノラミック・ステーション」というドライブインを建設して好評を博した。

神奈川県小田原市風祭245:鈴廣かまぼこの里(鈴なり市場)

平成19年(2007年)には鈴廣かまぼこの里をオープンした。「鈴廣が世に伝えたい全てのコト・モノを発信する基地、地域との共存共栄を実現するための場」として、個性ある複数の施設が営業を続けている。

神奈川県小田原市風祭245:鈴廣かまぼこの里(鈴なり市場)

風祭駅の改札を出ると、目の前がショッピングセンター「鈴なり市場」の入口になっている。鈴なり市場には鈴廣の商品のほかに小田原特産の干物や珍味などが販売されている。また、揚げたての蒲鉾や地酒、スイーツなどが味わえる店舗が集まっている。

神奈川県小田原市風祭245:鈴廣蒲鉾本店

鈴なり市場の隣には鈴廣蒲鉾本店がある。超特選蒲鉾「古今」をはじめとした手づくりの板蒲鉾や細工蒲鉾などの特注品を揃え、奥には会員限定のラウンジもある。鈴廣の蒲鉾は第1回全国水産煉製品展示品評会(1947年)での優等賞を皮切りに、農林水産大臣賞などを幾度となく受賞している。年末に販売される御蒲鉾「一」(はじめ)は鈴廣の最高級の商品だが、限定300組はあっという間に完売してしまう。

神奈川県小田原市風祭245:鈴廣かまぼこの里

かまぼこの里づくりは自然に対する畏敬の念と、そこへ集う人々への感謝の心が一貫して流れているものを目指しているという。細かな配慮が行き届いた景観や建物を見てみると、その思いが具現化していることがわかる。鈴廣は企業としても再生エネルギーの地産地消といった分野にまで活動を広げており、包括的な視点で自然や人、地域に向き合っているようだ。

神奈川県小田原市風祭245:鈴廣かまぼこの里(かまぼこ博物館)

本店の隣にはかまぼこ博物館がある。風祭工場を全面改装し、平成8年(1996年)にオープンした。生産工程が見学できる工場や、手作り体験教室、板絵美術館など3階にわたって蒲鉾を身近に感じ、楽しく学習できる。

神奈川県小田原市風祭245:鈴廣かまぼこの里(かまぼこ博物館)

手づくり体験教室は予約制で、職人の手ほどきを受けながら蒲鉾やちくわを作れる。訪れたときは子どもたちが一所懸命説明を聞きながら蒲鉾づくりに励んでいた。

神奈川県小田原市風祭245:鈴廣かまぼこの里(かまぼこ博物館)

1階奥には「見る工場」がある。博物館が改装する前の旧工場操業開始(昭和47年、1972年)から存在しており、蒲鉾職人の手づくりの技が間近に見学できる。

神奈川県小田原市風祭50:鈴廣かまぼこの里(千世倭樓)

国道1号をはさんだ本店の向かいにあるのは千世倭樓(ちょうわろう)だ。「お食事処 千世倭樓」として営業していたが、今年9月に3軒の飲食店と1軒のギャラリーショップとして生まれ変わった。書院造りの母屋と総漆塗りの蔵は秋田県大森町の山林王である菊池家の邸宅で、明治初期のものだ。

合掌造りの離れは江戸文化年間に富山県八尾に建てられた豪農の古民家だ。こちらは昭和50年(1975年)に移築され、風祭の迎賓館としての役割を担った「楽趣里(らくしゅり)」という施設だった。8代目の鈴木昭三氏は鈴廣の家(鈴木家)に婿入りしたが、戦災で焼失した両親の料亭である日本橋浜町の「常磐屋」の復興を夢見ていた。楽趣里はかまぼこの里の象徴としてだけでなく、昭三氏個人の悲願でもあったようだ。

神奈川県小田原市風祭245:鈴廣かまぼこの里(えれんなごっそ CAFE107)

千世倭樓の隣にはレストラン「えれんなごっそ」と「えれんなごっそ CAFE107」がある。「箱根登山鉄道の顔」と評された「モハ1形107号」があり、現在もその雄姿を眺めることができる。

足柄山の金太郎が目印の佐藤修商店

最後に開成町にある佐藤修商店を訪れた。佐藤修商店は昭和35年(1960年)にちくわ工場として創業し、東京オリンピックの開催とともに開通した東名高速道路や新幹線での土産品としてちくわを販売し、展開地域を広げてきた。

神奈川県足柄上郡開成町吉田島:開成駅

佐藤修商店の本社は南足柄市だが、直売所は足柄上郡開成町にある。小田原駅から5駅ほど離れた開成駅からアクセスできるが、快速急行は停まらないのでご注意を。

神奈川県足柄上郡開成町牛島32-1:佐藤修商店 開成店

15分ほど歩くと直売所の開成店にたどりつく。開成町からは富士山も見えるが、お店まではとくに目立った観光スポットがないので車で向かったほうがいいかもしれない。

神奈川県足柄上郡開成町牛島32-1:佐藤修商店 開成店

金太郎は南足柄がふるさとであることから(足柄山の金太郎)、開成店には大きな金太郎が飾られている。看板商品のひとつである金太郎蒲鉾も、それが由来になっているのだろう。

神奈川県足柄上郡開成町牛島32-1:佐藤修商店 開成店

佐藤修商店の所在地は足柄であるため、小田原市ではない。このため、小田原蒲鉾協同組合の地域団体登録商標である「小田原かまぼこ」を使用したことによって訴訟に発展したが、平成30年(2018年)に和解している。

神奈川県足柄上郡開成町牛島32-1:佐藤修商店 開成店

直売所となる開成店はこじんまりとしているが、さまざまな商品が売られている。佐藤修商店は澱粉や卵白を使用せず、健康志向のユーザに向けたさまざまな商品を販売している。また、ユニークな商品も多く「令和」の文字が入った新年号記念の切り出し蒲鉾が話題になった。

観光で行くには少々不便ではあるので、興味のある方はオンラインショップで購入するといい。なお、佐藤修商店が経営するアジの唐揚げ店「小田原 吉匠」がミナカ小田原にあるので、そちらを覗いてみるのもいいだろう。

すべての小田原かまぼこが揃う小田原かまぼこ本陣

合計12軒の蒲鉾店をまわり、小田原駅に戻ってきた。蒲鉾店でいくつか商品を購入したが、駅前でもなにか売っていないかとうろうろしていると、地下街の「HaRuNe小田原(ハルネおだわら)」で小田原かまぼこ本陣というお店を発見した。

神奈川県小田原市栄町1-1-7 HaRuNe小田原地下街:小田原かまぼこ本陣

小田原かまぼこ本陣では小田原蒲鉾協同組合に所属するすべての板付蒲鉾を購入できる。お店を経営しているのは鱗吉の田代守孝氏とわきや蒲鉾店の脇谷和孝氏が立ち上げた合同会社 小田原かまぼこ発信隊で、そちらの商品も購入できる。セットや単品、蒸し蒲鉾から揚げ蒲鉾まで商品が充実している。

神奈川県小田原市栄町1-1-7 HaRuNe小田原地下街:小田原かまぼこ本陣

揚げたての蒲鉾やお酒も販売している。とろろさつま揚げやいわしこんぶなど、定番とは異なる魅力的な商品が多い。鳥(鶏)のから揚げもあり、帰りの電車のお供として最適だ。

神奈川県小田原市栄町1-1-7 HaRuNe小田原地下街:小田原かまぼこ本陣のかまぼこ本陣おためしプチギフト

筆者は「かまぼこ本陣おためしプチギフト」を購入した。一口サイズの蒲鉾で、枝豆、えび、玉ねぎ、とうもろこしの4種類が同時に楽しめる。ふんわりもちっとしたソフトな食感が印象的だ。

小田原駅近く、おいしいもの横丁にある小田原おでん本陣

気がつけば辺りはすっかり暗くなり、小田原城もライトアップしていた。そろそろ取材を終えて夕食にしよう。朝も昼も揚げ蒲鉾とおでんだったので別の名物でも楽しもうと思ったが、おでんマニアの宿命なのか、足は小田原のおでんのお店に向かっていた。

小田原城のライトアップ

小田原駅東口から左の道は「おいしいもの横丁」と呼ばれる駅前東通り商店会がある。ここに小田原の蒲鉾店のおでん種が味わえる小田原おでん本陣がある。

神奈川県小田原市栄町2-3-4:小田原おでん本陣

小田原おでん本陣も先ほどの小田原かまぼこ本陣と同じく、小田原かまぼこ発信隊が経営している。利益の一部を小田原かまぼこ通り活性化協議会にまわし、イベントや広報費に充当するそうだ。

神奈川県小田原市栄町2-3-4:小田原おでん本陣

お店に入るとコの字のカウンターが中央にあり、おでん鍋が確認できる。じっくりと煮たおでんがとても美味しそうだ。

神奈川県小田原市栄町2-3-4:小田原おでん本陣

小田原おでん本陣は神奈川県内にあるすべての蔵元の純米酒を揃えており、壁一面にお酒の説明が書かれている。北区赤羽の丸健水産の名物として有名な日本酒をおでん汁で割る出汁割りもある。

神奈川県小田原市栄町2-3-4:小田原おでん本陣

おでんの6点盛りは種類が固定となる。もちろん単品でのオーダーも可能なので、贔屓の蒲鉾店の種を選ぶといい。鱗吉とわきや商店を中心に、鈴廣、籠淸、杉兼、山一、伊勢兼などのおでん種が揃う。小田原おでんの特徴となる梅味噌もきちんと添えられている。

神奈川県小田原市栄町2-3-4:小田原おでん本陣

花穂じそと白髪ねぎの彩りが美しく、期待が高まる盛り付けだ。おでん汁は鰹と昆布の出汁がほどよく効いたもので、種にもしっかり染みていて美味しかった。おでん種それぞれの個性を消さずに調和もとれている。

小田原かまぼことおでんグッズ

1日歩きまわって小田原の蒲鉾とおでんを満喫したが、家に戻ってもお楽しみは続く。まずは小田原かまぼことおでんにまつわるグッズを紹介していこう。

小田原かまぼこと鈴廣のグッズ

小田原の蒲鉾店ではさまざまな楽しいグッズが販売されている。蒲鉾店独自のものもあれば、複数の蒲鉾店が連携して販売しているものもある。

神奈川県小田原市本町3-6-20:杉兼商店のカプセルトイ

小田原の蒲鉾店を訪れると、なぜかカプセルトイが設置されている。商品は蒲鉾店の屋号が入った缶バッチやおでん種のストラップだ。杉兼商店や鈴松蒲鉾店、鈴廣かまぼこのかまぼこ博物館など各店にある。

小田原かまぼこのグッズ

筆者も大人気なく何回も購入してしまった。鈴廣、杉清、土岩などの缶バッチや小田原ローカルのすじ鉾(すじぼこ)のストラップもゲットできた。どこに付けるかは甚だ疑問だが、蒐集する楽しさがある。東京のおでん種専門店にも応用できないものだろうか。

鈴廣かまぼこのグッズ

鈴廣では森川章二氏や鈴木結美子氏が手掛ける美しい型染デザインの絵葉書と板付蒲鉾のグッズを手に入れた。これらを眺めながら、美味しく楽しかった小田原の旅を思い返すのもいいだろう。

バラエティ豊富な小田原かまぼこの商品たち

お土産の蒲鉾やおでん種も購入した。どれも小田原の蒲鉾店の思いがこもった逸品ばかりである。

小田原の蒲鉾店の品々

板付蒲鉾はどの蒲鉾店でも販売しているが、謹上、特上などのランクがあり、お店ごとに味や弾力が異なる。気になったものを複数購入して食べ比べてみるのもありだ。揚げ蒲鉾などは各店独自の商品が多く、おでん種として一緒に調理してもいい。

小田原の蒲鉾店のおでん種を使用したおでん

梅味噌のつけだれも自作すれば、自宅で小田原おでんを再現できる。作り方は簡単なので「おでんのご当地だれを楽しむ」という記事を参考にしてもらいたい。

神奈川県小田原市本町3-11-26:鈴松蒲鉾店

まずは鈴松蒲鉾店の蒲鉾を紹介しよう。明治25年(1892年)創業の老舗ながら、創意工夫を凝らしたユニークな商品が多い。

神奈川県小田原市本町3-11-26:鈴松蒲鉾店の浜のお月見

「浜のお月見」はうずら卵が入った焼き蒲鉾で、頭だけ茶色くなった姿が可愛らしい。ソフトな食感と味わいの魚のすり身はうずら卵との相性抜群だ。テレビ東京「アド街ック天国」でも紹介された鈴松を代表する商品だ。

神奈川県小田原市本町3-11-26:鈴松蒲鉾店の小田原焼

「小田原焼」は魚のすり身に卵とクリームチーズを加えた「かまぼこケーキ」だ。味は完全にチーズケーキだが、不思議な旨味がある。ほどよい粘りがあり、臭みがまったく感じられずかなり美味しい。ケーキを食べながら魚の良質なタンパク質をとれるので、子どものおやつにも最適だろう。こちらもTVで紹介された人気商品だ。

神奈川県小田原市本町3-11-26:鈴松蒲鉾店のあかもくさつま揚げ

「あかもくさつま揚げ」は魚のすり身にアカモクと生姜が入った揚げ蒲鉾だ。アカモクとはワカメやモズクのような海藻の一種で、ミネラルや食物繊維が豊富に含まれている。ほのかな磯の香りと生姜の清々しさがすり身の美味しさを引き立てている。

神奈川県小田原市本町3-5-11:籠淸本店のすじ鉾

籠淸(かごせい)からは小田原や神奈川を代表する「すじ鉾(すじぼこ)」を紹介する。東京の魚のすじに似ているが、アオザメやヨシキリザメを使わず白身魚を使用している。軟骨や筋部分を用いるため魚の旨味がじゅうぶんに感じられる。東京の魚すじに比べて滑らかだが、味付けはすこし強めだ。御徒町駅前にある吉池など、東京の量販店でも購入できる。

神奈川県小田原市本町3-6-20:杉兼商店のさつま揚げ

杉兼(すぎかね)商店の「さつま揚げ」は創業当時からある定番商品だ。昔ながらの製法で固めに仕上げているとのことだったが、魚の旨味がしっかりしつつ、味わい深くてとても美味しい。おでんにしてもいいが、そのまま食べることをおすすめする。10枚入りと5枚入りで販売している。

神奈川県小田原市本町1-13-15:山一蒲鉾店の元祖たこ天

山一(やまいち)蒲鉾店の「元祖たこ天」はTVに紹介された地元で人気の商品だ。タラとグジ(アマダイ)が4対1の割合のすり身に、タコやネギ、鰹節のほかに天かすを加えている。口に含むと鰹節の香りがふわっと広がり、たこ焼きの風味を味わえる。ごろりとしたボリューム感で1個でも満足感がある。

神奈川県小田原市早川1-19-2:土岩商店のさつま揚げ

土岩商店では地元民に人気の「さつま揚げ」選んだ。しっかりとした食感で、すり身の甘さも品がある。お店では月曜、水曜、土曜日に揚げたてのさつま揚げも購入できるので、ぜひ試してもらいたい。

神奈川県小田原市風祭245:鈴廣かまぼこの商品

鈴廣かまぼこでは板付蒲鉾と箱根登山電車かまぼこ、3種類の揚げ蒲鉾を購入した。たくさんの種類がありすぎて、選ぶのに苦労してしまう。

神奈川県小田原市風祭245:鈴廣かまぼこの箱根登山電車かまぼこと特上蒲鉾紅

特上蒲鉾はとてもしなやかな弾力で喉越しもよく、香り、味ともに非常に上品だ。小田原に来たなら1度は板付蒲鉾を堪能したほうがいいとあらためて思わせる。箱根登山電車かまぼこは箱が可愛らしく、底面の切れ目を外すと連結できる工夫が楽しい。ミニかまぼこは手のひらサイズで、まるでキーホルダーのようだ。

神奈川県小田原市風祭245:鈴廣かまぼこの揚げ蒲鉾

揚げ蒲鉾は1種類ごとに包装されており、自由に組み合わせて買うことができる。筆者はねぎまぐろ、ふっくらさつま、炙り焼きかま枝豆を選んだ。どれも具材の個性がありながら、上品な味わいだ。

神奈川県小田原市風祭245:鈴廣かまぼこの箱根ビール

鈴廣ではクラフトビールも製造している。蒲鉾づくりに使用する箱根の天然水を使っており、アジアビアカップや国際ビール大賞など数々の賞を受賞している。小田原名産の材料を使った季節限定商品もあるそうだ。筆者が選んだのは小田原エールで、香ばしくマイルドな味わいが特徴だ。

神奈川県小田原市風祭245:鈴廣かまぼこの里(箱根ビール醸造所)

箱根ビールは鈴廣かまぼこの里の醸造所で毎日造られている。かまぼこの里のレストラン「えれんなごっそ」などで楽しめるほか、鈴廣の直営店やオンラインショップでも販売している。

神奈川県小田原市風祭245:鈴廣かまぼこの鈴廣オリジナル保冷バッグ

鈴廣は保冷バッグ(有料)も素敵だ。藍染のような落ち着いた風合いで、和装で持ち歩くには最適だ。たくさん詰め込んでも問題ない容量だが、かさばらない絶妙なサイズだ。

神奈川県小田原市早川1-5-7:共同冷蔵の保冷剤

保冷剤(有料)は商品が濡れないように紙に包んで提供される。この心配りが鈴廣らしい。注目は、保冷剤に小田原城と小田原提灯、名産の梅がプリントされていることだ。これは共同冷蔵という小田原のメーカーのもので、絵柄に気づくとちょっと嬉しい気分になる。

神奈川県足柄上郡開成町牛島32-1:佐藤修商店の金太郎蒲鉾

最後は足柄の開成町にある佐藤修商店の人気商品、金太郎蒲鉾だ。金太郎飴のように切ると絵柄が見える切り出し蒲鉾で、ハーフ2本入りには紙相撲のシートが入っている。現在は新商品を開発しているとのことで、どのような絵柄になるか完成が楽しみだ。

小田原かまぼこと小田原おでん

第1回と2回に分けて小田原かまぼこと小田原おでんを紹介したが、2回の記事では魅力は伝えきれず、正直1年ほど取材の時間がほしいところだ。ぜひとも実際に訪れていただき、小田原かまぼこのすぐれた技術とこだわりに触れてみていただきたいと思う。

土岩商店の基本情報

土岩商店
〒250-0021 神奈川県小田原市早川1-19-2
0465-23-0361
定休日:無休
営業時間:7:00~18:00
土岩商店のWebサイト

鈴廣かまぼこの基本情報

鈴廣かまぼこ(鈴廣蒲鉾本店)
〒250-0032 神奈川県小田原市風祭245
0465-22-3191
定休日:無休
営業時間:9:00~18:00
鈴廣かまぼこのWebサイト
鈴廣かまぼこの通販サイト
鈴廣かまぼこのFacebookInstagramTwitter

佐藤修商店の基本情報

佐藤修商店 開成店
〒258-0022 神奈川県足柄上郡開成町牛島32-1
0465-82-7575
定休日:火曜(年末年始除く)
営業時間:9:00~17:00
佐藤修商店のWebサイト
佐藤修商店の通販サイト

小田原かまぼこ本陣の基本情報

小田原かまぼこ本陣
〒250-0011 神奈川県小田原市栄町1-1-7(HaRuNe小田原)
0465-46-7448
定休日:不定休
営業時間:10:00~20:00
小田原かまぼこ本陣のWebサイト
小田原かまぼこ本陣の通販サイト
小田原かまぼこ本陣のFacebookTwitter

小田原おでん本陣の基本情報

小田原おでん本陣
〒250-0011 神奈川県小田原市栄町2-3-4
080-9048-6737
定休日:無休
営業時間:11:00~22:30(L.O.22:00)
小田原おでん本陣のFacebookInstagramTwitter

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