東洋経済オンラインに東京おでんだねが掲載されました

2020年2月22日に東洋経済オンラインの「『おでん種店』が東京でこんなにも減っている訳」という記事に東京おでんだねが掲載されました。

東洋経済オンライン:「おでん種店」が東京でこんなにも減っている訳

東京にあるおでん種店(蒲鉾屋、練り物屋)が年々数を減らしており、その原因や今後の解決策などを探っていく内容で、立石にある増田屋に訪れて、店主である中山貴司さんにもお話を伺いました。東京おでんだねの筆者がおでん種やさんを巡るなかで感じていた課題がしっかりまとめられています。

東洋経済オンライン:「おでん種店」が東京でこんなにも減っている訳

この記事はYahoo!ニュースにも掲載され、最も注目が集まるトップページのトピックスに並ぶなど、多くの方々の目に触れる機会を得ることができました。 TwitterなどのSNSでも多くの方々に記事をシェアしていただき、加えて「以前訪れていたおでん種やさんに再び訪れたい」という嬉しい投稿もたくさんいただきました。東京おでんだねの考察に対して反論のコメントもいただきましたが、より多くの方々におでん種専門店の現状を知っていただき、課題に対して各人で考えていただく機会を生み出せたことが嬉しく思いました。

さらに、Webのメディアは一時的に話題になったあとも、長い間人の目に触れることができます。東京のおでん種やさんへ訪れる機会が増え、課題に対して真剣に取り組もうとする方が少しでも増えたら、東京おでんだねはメディアとして、本来の目的に近づけるのではないかと思っています。

記事からこのサイトへ訪れた方々から、「コツコツ丁寧にサイトを作っていて素晴らしい」など、あたたかいお言葉をいただきました。「できるだけ多くの人におでん種やさんに訪れてもらう」という一心で活動していますが、私自身のことをねぎらっていただけるのはやっぱり嬉しいものです。趣味の範囲での小さな活動ではありますが、今回非常に勇気づけられました。

東京都葛飾区東立石:増田屋(立石)

記事に登場していただいた立石の増田屋店主である中山さんにも、訪れるたびにエールを送っていただいています。今回もお忙しいなか快く取材に応じていただき、いくら感謝してもし足りないくらいです。本当にありがとうございました。

この記事ができるきっかけとなったのは、東洋経済オンラインの取材ライターをつとめていらっしゃる田嶋章博さんに声をかけていただいたところから始まります。田嶋さんはさまざまなメディアでご活躍されていますが、ユニークなのは「カレー」への造詣が深いことです。

カレーにまつわる連載「カレー経済圏」を担当されており、単にグルメとしてだけではなく、文化や経済を俯瞰したカレーの記事を執筆されています。また、Instagram(@currytrip)では、各地のカレー店に赴いてバラエティ豊かなカレーの風景を投稿しています。田嶋さんは東京おでんだねの「おでん種、蒲鉾店の過去と未来」という記事を目にされ、実際におでん種やさんに訪れておでん種を味わい、「こんなに素敵な文化が詰まっているおでん種やさんが減っていくのはもったいない」と感じられたそうです。そして、記事にしようと思い立ち、東京おでんだねにご連絡いただきました。

田嶋さんにお会いして、おでん種とカレー、食材は異なれど食文化に対する考え方や捉え方、価値観が共通していると強く感じ、すぐに意気投合しました。しかし、東京おでんだねの筆者よりも田嶋さんのほうが偏見にとらわれない万人に対しての共感力やいたわりの心があり、行動力があり、取材力や文章の表現力もあります。世の中にはまだまだすごい人がいるなあと感じ、とても勉強になりました。筆者もおでんだけでなく、ぜひカレーも楽しんでみたいと思っています。

今冬は多くのメディアから取材依頼をいただきましたが、おそらくこれで終わりです。おでんシーズンも終盤を迎え、9月まではしばらく落ち着くと思います。公の場に登場することは得意ではないのですが、今後もおでん種専門店の魅力を多くの人たちに伝えられるように、積極的に頑張っていきたいと思います。

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