牛すじは牛のすじ肉を串に刺した関西定番のおでん種。関東で「すじ」といえばサメのすり身を使ったものを指すが、最近ではコンビニおでんなどの影響で牛すじのほうが一般的になった。
牛すじは、アキレス腱(アキレス)、各部位の不要部分を集めた赤身(すじ)、ハラミの膜部分を剥がしたメンブレン(ハラミすじ)の3種に分けられる。東京のおでん種専門店でも牛すじを販売するお店は多い。
串に刺さった状態のものが市販されているが、生すじを自宅で調理すると手間はかかるが非常に美味しい。「おでんの牛すじの調理方法」という記事で作り方を紹介しているので、参考にしていただきたい。
佃忠蒲鉾店(向島)の牛すじ
佃忠蒲鉾店(向島)の牛すじは、柔らかい部分とコリコリの部分が適度に合わさって、噛めば噛むほどジューシーな甘みが広がって非常に美味。
美好商店の牛筋串
美好商店の牛筋串は牛すじのクニクニとした歯触りが魅力。5分ほどボイルしてからおでん鍋に投入するといいのだそうだ。
蒲吉商店の牛すじ
蒲吉商店のはあっさりとした味で、しつこくない。さっぱりとしていて、とてもヘルシーな印象だ。
増田屋蒲鉾店(京成小岩)の牛すじ
増田屋蒲鉾店(京成小岩)の牛すじは部位によってぷりぷり感やしっとりとした食感を楽しめる。じっくり煮込んであるため甘味があり、肉部分は牛独特のうまみが強く出ている。
増田屋蒲鉾店(京成小岩)(葛飾区京成小岩)おでん種:牛すじ
九州屋蒲鉾店の牛すじ
九州屋蒲鉾店の牛すじはしっかりと煮込んであり、柔らかくもほどよい筋の固さが残り、噛むほどにうまみが増してくる。
佃忠(池袋)の牛すじ
佃忠(池袋)の牛すじは肉厚であり、噛めば噛むほどうまみが滲み出てくる。飲み込むのが惜しいくらい、いつまでも味わっていたい感覚を覚える。