うずら巻きは、うずらのゆで卵をすり身の練り物で包んだおでん種。子どもに人気の定番おでん種だ。
練り物の中心にうずらを置いて、白い頭だけを露出させる包み方が鳥の巣のように見えることから「巣ごもり」という名前もある。
おでんと玉子は飛び切り相性がいいが、鶏の玉子だと崩してしまったときに黄身がおでん汁と混ざってしまう。その点、うずら巻きなら食べやすいのでそのような失敗を回避しやすい。
増田屋蒲鉾店(庚申塚)や大清かまぼこ店のものは、うずらが練り物の中に隠れていて、一見大きなボールのように見える。食べてみないと具が分からないが、それがうずらだと分かったときの幸福感がたまらない。
おでんに使用するうずら玉子については「おでんのうずら玉子」の記事をご覧いただきたい。
蒲吉商店のうずら巻
神茂のうずらボール
増田屋蒲鉾店(庚申塚)のウズラ玉子巻
増田屋蒲鉾店(庚申塚)のウズラ玉子巻はウズラの頭が出ていない密閉型だ。半分に切ったときの形状が可愛らしい。他店のうずら巻よりも小ぶりながら、魚のすり身の厚みはしっかりしている。
大清かまぼこ店のうずら玉子巻
大清かまぼこ店(西東京市ひばりが丘) のおでん種:うずら玉子巻
丸佐かまぼこ店(荏原中延)のうずら玉子
丸佐かまぼこ店(荏原中延)のうずら玉子は他の店とは異なり小ぶりなものとなっている。手軽に口に放り込むことができ、うずらの味も強調されるので、うずら好きにはこのくらいの大きさのほうがいいのかもしれない。
丸佐かまぼこ店(荏原中延)(品川区荏原中延) おでん種:うずら玉子
桧山水産(東新小岩) のうずら巻
桧山水産(東新小岩)のうずら巻は玉子が真ん中から顔を出す定番の形状で、練り物の分量バランスがちょうどよい。
大国屋(幡ヶ谷)のうずら巻
大国屋(渋谷区 幡ヶ谷)のうずら巻はうずらの卵がすり身の中にすっぽり収まった形状をしている。少し肉厚のすり身のもっちりとした食感がうずらによく合っている。
佃忠かまぼこ店(田端)のうずら巻
佃忠かまぼこ店(田端)のうずら巻は上面の揚げ色は浅く、側面は濃く揚げて彩りがとても凝っている。
佃忠かまぼこ店(田端)(北区 田端) おでん種:うずら巻
蒲清のうずら卵巻
蒲清のうずら卵巻はうずらをすべて包み込んだ形状で、丸っこい形が可愛らしい。定番の優しい味わいだ。
丸佐かまぼこ店(堀ノ内)のうずら玉子
丸佐かまぼこ店(堀ノ内)のうずら玉子はスタンダードながら、ほどよい弾力ときめ細やかな食感の魚のすり身がウズラの美味しさを引き立てている。
福島屋のすごもり
福島屋のすごもりはほどよい大きさで食べやすく、見た目も可愛らしい。
マルイシ増英のうずら巻
マルイシ増英のうずら巻はウズラ玉子が顔を覗かせる定番の形。魚のすり身が肉厚で、もちもちした食感を楽しめる。
八幡屋のうずら巻
八幡屋のうずら巻はウズラをあらかじめ揚げてある。具材を揚げることで味がぼんやりとせず、香ばしい香りと食感がよいアクセントとなっている。
大国屋(柴又)のうずら巻
大国屋(柴又)のうずら巻は魚のすり身から覗くウズラの玉子がちょっぴり顔を出していて可愛らしい。玉子もクリーミーで子どもに喜ばれそうだ。
佃忠(池袋)のうずら巻
佃忠(池袋)のうずら巻は側面をきつね色に揚げ、中心は浅く揚げて白くしている。見た目がとても上品で、鍋に入れたときに美しく引き立つ。
小田原屋のウズラ玉子
小田原屋のウズラ玉子は白身からにじみ出た黄身が油に触れて、黄金色に染まっているのが美しい。うずら巻きは各店さまざまな外観が存在するが、小田原屋のようなものははじめて見る。
増英蒲鉾店のうずら巻
増英蒲鉾店のうずら巻は、ウズラの玉子についた焦げ目が美しい。黄身はチーズのようにまろやかでやさしい味わいだ。
増田屋(立石)のうずら巻
増田屋(立石)のうずら巻は串に刺した3つのウズラ卵を魚のすり身で包んでいる。外で食べ歩きするときにはこの1本で満足できそうだ。
美好商店の巣ごもり
美好商店の巣ごもりは美しく成形された上品な逸品だ。魚のすり身のボリュームもちょうどいい。
太洋かまぼこ店のうずら巻き
太洋かまぼこ店のうずら巻きは上品な味わいが印象的なおでん種。小さいながらもぎゅっと美味しさの詰まったウズラがいい。ほかのお店に比べて手頃なサイズなので、女性でも飽きずに楽しめるだろう。